暑い夏の日、仕事が終わって一人電車の中で揺られているとスマホに1通のメールが・・・。
それはスターバックスからでした。
チケットの利用をお忘れではありませんか?

何事かと。
スターバックスでチケットをもらった記憶などはないし、そんなに定期的に通っているわけではないからきっと何かの間違いだろうなと思っていた。
しかし何か気になる。もしこれがめちゃくちゃお得なチケットだったら後悔するだろうなと思い、恐る恐る内容を確認してみた。
Birthday Reward

なんだこれは!?
よく確認してみると店内のドリンクやフードを20%引きで購入できるチケットのようだ。
スターバックスの商品は一個あたりの単価が高いので、割引で買えるのはとてもありがたい。
期限も切れるということだし早速使いにいこう!(単純)
でもなんで私の誕生日を知っているんだろう。甚だ疑問である。天下のスターバックスとなればお客の誕生日、連絡先など知ってて当然ということなのだろうか。怖すぎる。
でもスターバックスならあり得ない話でもないと思ってしまう。私は以前スターバックスで働くにあたってめちゃくちゃスターバックスを調べまくった経緯がある。
スターバックスの創業者である「ジェリー・ボールドウィン」「ゴードン・バウカー」「ゼブ・シーゲル」の3人のことや、スターバックスを世界的なコーヒーチェーンに成長させた超重要人物、スタバの父とも言える前CEO「ハワード・シュルツ」彼らの誕生日などは当たり前のように答えられる。
さらにスターバックスの名前の由来として、ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」に登場する捕鯨船の航海士「スターバック」からきていること。スタバのロゴはギリシャ神話に登場する人魚「サイレン」であること。
などなど面接を受けるにあたってめちゃくちゃ調べあげたのだ。これらの基礎知識は必ず採用試験に出るだろうとふんでいたのだ。
結果一つも出なかったのだけども。試験の話は別の記事で書こうと思う。
ちなみになぜ私の誕生日を知っていたのかというと、スターバックスのアプリを登録した時に会員情報をいれるところがありその時にがっつり生年月日を登録してました。
いざ!スターバックスへ!
さぁ行くぞスターバックスへ!チケットの存在をメールで知りその場ですぐ行こう!と思ったのだが、せっかく行くのであれば思う存分スタバを楽しみたい。
買ってすぐに帰るのはなんだか勿体ないじゃないか。パソコンも充電器も何も持っていなったのでそのまま行くのは辞め、翌日行くことにした。
近くのスタバを調べてみると最寄駅から2駅先の駅ナカにある店舗が朝7時からやっているではないか。私はここにロックオンした。オープンと同時に入り、思う存分スタバを楽しんでやろうじゃないか!
翌朝、早起きをし万全を期してスタバへと向かった。7時過ぎに到着したのだがもうすでに4名ほどの行列が。。。恐るべしスターバックス。
しかし私は決して焦らないし、イライラ感を表に出さない。この待ち時間すらも楽しめるのだ。空間を楽しめる工夫があちらこちらにスタバにはある(何言ってんだ)
注文、緊張するよね
自分の番になる前にアプリからチケット画面をあらかじめ表示させ、流れるように注文ができるようにしておく、自分が何を注文するのか、サイズはどうするのか、アイスかホットか、頭の中でイメージトレーニングをすまして心の準備をした。
私はいくつになっても心の準備をしないとドキドキして注文できないのだ。
そうしないと適当な注文をしてしまう。いらないのに、うっかり「ハイ」と言ってしまう。
必要ないのに「じゃあ、ください」と言ってしまう。
いよいよ自分の番がやってきた。練習通りオーダーを伝え、こなれてる感を出すために「氷すくなめでお願いします」とも言った。店員さん「この人、初心者じゃないな」と思ったはず。いやーかっこいい!
そしてしっかりとBirthday Rewardチケットを提示して割引してもらった。
その際に「今月ですか?」と言われ、わけも分からずとっさに「ハイ・・・」と答えると
満面の笑みで店員さんは「おめでとうございます!!」と言ってくれた。すぐさま「今月お誕生日ですか?」という意味だったことを理解した。ごめんなさい、私の誕生日は先月です。
素晴らしい朝
無事にオーダーを済ませると、店員さんは手際よく私の注文した「ベンティサイズ アイス ドリップコーヒー 氷少なめ」を準備してくれた。
新作のフラペチーノにしようか迷ったけどねぇ。7時からフラペチーノはさすがにキツイと思いドリップコーヒーにしました。
ドリンクを受け取り、カウンター席に着き、よーしバリバリ仕事しちゃうもんねー!と意気込みコーヒーを飲もうとするとなんと!

すばらしい・・・。もじかわいい、おひさまのイラストかわいい。これぞスタバの真骨頂。
些細な事なんだけど、これだけで一日頑張れそうな気がしてしまう。もう今日が誕生日ってことでよい。それで気持ちよく過ごせるのであればそれだけで幸せじゃないか。
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