市役所試験の論文テーマ別 解答例でわかる効果的な書き方

公務員試験対策

こんにちは!今回は昨日の記事の続きとなります!

今回はAIとデジタル化について、回答例を作ってみました!

ぜひ、参考にしてみてください♪

回答例

近年、AIやデジタル技術の進展は著しく、私たちの社会や生活に大きな変化をもたらしている。自動運転や生成AIの普及、行政手続きのオンライン化など、デジタル技術は社会の効率性と利便性を高める一方で、新たな課題も生じている。AIとデジタル化をどのように活用していくかは、行政にとっても重要なテーマである。

 まず現状と課題について述べたい。AIやデジタル技術は、少子高齢化や労働力不足に直面する日本において、生産性向上や効率化を支える有力な手段である。例えば、行政手続きのデジタル化は住民の利便性を高めるとともに、職員の負担軽減につながる。また医療分野では、AIを活用した診断や介護支援が期待されている。しかしその一方で、技術格差による「デジタルデバイド」が課題となっている。高齢者や障害のある人にとってデジタル技術の利用は容易でなく、かえって不便を感じることもある。また、個人情報の流出やAIの不正利用など、セキュリティや倫理面の懸念も無視できない。さらに、AIの判断に過度に依存することで、人間の意思決定や責任が曖昧になる危険性もある。

 次に解決策の方向性を考えたい。第一に、誰一人取り残さないデジタル社会を実現するための環境整備が必要である。具体的には、高齢者向けのデジタル講習やサポート体制の充実、ユニバーサルデザインを取り入れたシステムの導入などが挙げられる。第二に、セキュリティ対策の強化が不可欠である。個人情報保護の徹底、AIの利用ルールの整備、リスク発生時の迅速な対応体制を確立することで、住民が安心して技術を利用できるようにすべきである。第三に、人間中心のデジタル化を進めることが重要である。AIはあくまで補助的な道具であり、最終的な判断や責任は人間が担うべきである。そのためには、公務員自身がデジタル技術を理解し、住民に対して分かりやすく説明する力を持つことも求められる。

 以上のように、AIとデジタル化は社会の発展に大きな可能性を秘めているが、同時に課題も抱えている。行政には、技術の利便性と安全性を両立させる役割が求められる。私は将来、公務員として新しい技術に積極的に学び続け、住民一人ひとりが安心して暮らせるデジタル社会を実現する一助となりたい。AIと人間が共に力を発揮できる社会を築くことこそ、これからの行政に課せられた使命であると考える。

前回の記事を読んでいただけていれば分かるようにこの論文も

導入 → 現状と課題 → 解決策 → 結論・自分の姿勢

を意識して書いています。この構成で作れば、及第点は取れますので是非、ご活用ください!

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